MENU

句読点の正しい使い方とルール

文章を書くとき、「、」や「。」をなんとなく使っていませんか?

句読点には使い方のルールがあります。

ルールを理解せずに「なんとなく」で使っていると、読み手が間違った解釈をし、誤解を生む可能性があります。

てゆーか、かなりの確率で誤解が発生しています。

伝えたいこととはまったく違う意味で伝わってしまうと、あなたへの批判につながるかもしれません。

そこで今回は、句読点の正しい使い方とルールについて書いていきたいと思います。

目次

そもそも「句読点」とは何のこと?

句読点とは「。」「、」など、文章の終わりや区切りにつける記号のことです。

句読点の読み方は「くとうてん」です。

句読点は「句点(。)」と「読点(、)」があり、それぞれに役割があります。

句点「。」

読み方⇒「くてん」

原則として文章の終わりにつけます。

基本的に「。」の使い方を間違うことはないんですが、「」や()を使うときは注意が必要です(後ほど説明します)。

読点「、」

読み方⇒「とうてん」

読点は、文章を読みやすくしたり、内容を正しく伝えるために使います。

句点と比べるとはっきりとしたルールがないので、間違えた使い方をしてしまうことがあります。

なので、ルールを明確にし、

  1. ルールに従って読点を使うこと
  2. 文書を読んで違和感がないか確認すること

この2つが大事です。

句読点の使い方ルール

句点の基本的なルール

「」の末尾には句点(。)を入れない

かぎ括弧⇒「」の末尾(文章の終わり)には句点を入れないのが基本的なルールです。

  • 例:「内臓脂肪は皮下脂肪より落としやすい。」
  • 例:「内臓脂肪は皮下脂肪より落としやすい」
()の後ろに句点(。)をつける

文章の最後に まる括弧⇒( )を使うときは、( )の後ろに句点をつけるのが基本的なルールです。

  • 例:わたしは3ヶ月で5kg 痩せました。(食事制限なしで)
  • 例:わたしは3ヶ月で5kg 痩せました(食事制限なしで)。

※ただし、書籍から出展を明記する場合は()の前に句点を付けます。

  • そのため、私たちは自己を実態よりも重んじ、これを手放す作業に大きな不安と恐怖を抱くのです。(鈴木 祐『無(最高の状態)』)
  • 人間が授かった大いなる才能、それは共感する力です。(メリル・ストリープ)

読点の基本的なルール

読点は、

  • 文章を読みやすくしたり
  • 内容を正しく伝えるため

に使います。

ただし、句点と比べるとハッキリとしたルールがないので、人によって使い方が異なることも少なくはありません。

ここでは、絶対に押さえておいてほしい「よく使用する4つのパターン」を紹介します。

1.名称を明確にするために入れる
  • 現在の検査委員長田中さん主催の・・・
  • 現在の検査委員、長田中さん主催の・・・

※「検査委員」なのか「検査委員長」なのかをハッキリさせるために読点を入れるパターンです。

2.誤解を防ぐために入れる
  • 私は音楽を聞きながら勉強をする我が子を見守った。
  • 私は、音楽を聞きながら勉強をする我が子を見守った。
  • 私は音楽を聞きながら、勉強をする我が子を見守った。

※読点を入れる場所で、我が子が音楽を聞いているのか、私が音楽を聞いているのかをハッキリさせます。

3.セリフや考えなどを明確にするために入れる
  • 私がついているから大丈夫と言って励ました。
  • 私がついているから大丈夫、と言って励ました。

※「」を使うまでもないときに読点を使うパターンです。

4.並列になっている語句の切れ目に入れる
  • 申込みには、名前住所生年月日の記入が必要です。
  • 申込みには、名前、住所、生年月日の記入が必要です。

最後に・・・句読点をうまく使うためには

句読点をうまく使うためには、守ってもらいたいことがあります。

それは、

  • 何回も読んでみて違和感がないか確認する
  • 実際に声を出して読んでみる

この2つです。

これをすることで、文章を書いているときには気づけない間違いや違和感に気づけるからです。

読者に誤解を与えないためにも、あなたへの信頼を失わせないためにも、句読点の使い方には十分気をつけて文章を見直してくださいね。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

コメント

コメントする

目次